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あなたは５歳の頃を覚えていますか？

5歳の頃・・・みんなは、それぞれ自由な夢を持っていました。

それが、いつの間にか大人になると・・・

不自由な現実を持っていることに気がつきます。

まだ小さいお子さんを見ると、

「子どもは自由でいいなぁ」と思ってしまうこともあるかもしれません。

でも、自分があの頃は、

どれだけ頑張っても欲しいものが手に入らなかったり、

どれだけ食べたいものがあっても

手が届かなかったりすることもありました。

自由なことよりも不自由なことの方が多く、

それに対して、とても悔しい思いを抱いていたと思います。

そして、あの頃は、

「欲しいものが手に入る」「食べたいものに手が届く」という

「自由な大人たちの姿」を見て「早く大人になりたい」と憧れていました。

なぜなら、

「大人になったら、手に入る」

「大人になったら、手が届く」

「大人になったら、自由になる」

と、「5歳の頃の自分」が「大人になった自分」を

ある意味で信じていたからです。

親も、「大人になったら自由にしなさい」と、

「大人になった自分」をある意味で信じてくれていました。

・・・今は、あの頃に憧れていた大人になることができました。

自分の選択次第で、自由に欲しいものが手に入りますし、

自由に食べたいものに手が届きます。

これを考えれば、今、どんなに不自由を抱えていても、

5歳の頃よりも“自由”です。

今、「子どもは自由でいいなぁ」と思うとすれば、

それは、あの頃の“不自由”を忘れていた・・・

また、「5歳の頃の自分」が「大人になった自分」に対する気持ちを

忘れていたからかもしれません。

今のあなたや私たちがあるのは、

あの頃“不自由”に悔しく感じた自分があったからだと思います。

「あの頃に手に入らなかった」おかげで、

今、手に入れることができることで嬉しく感じます。

逆に、「あの頃に何でも手に入っていた」としたら、

今、何を手に入れても何も感じなくなっていたでしょう。

これからも同じです。

今、悩んでいるからこそ、これから

「今、手に入れたいもの」が手に入った時に嬉しく感じます。

今、悩んでいなかったら、これから

「何を手に入れても」何も感じなくなってしまいます。

「今、手に入れたいものがある」

「今、手に入れば嬉しい」

「今、手に入れるための自由がある」ということは、

「5歳の頃の自分」が「大人になった今の自分」への

最高のパスを出してくれた証拠です。

「5歳の頃の自分」が最高のパスを出してくれたのですから、

「将来の自分」に最高のパスをつながなくてはいけません。

「将来の自分」に最高の「パスをつなぐ」とは、

「今の心の状態を覚えておくこと」です。

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